キアヌ・リーブス主演のハリウッドでも化石ジャンルともいえる、ほぼ肉体アクションのみを使った作品『ジョン・ウィック』シリーズが4作目を迎えた。
永遠のイケメン、キアヌ様も御年59歳。来年には還暦である。そして、今回共演しているドニー・イェン、真田広之も同年代であり、60歳前後がアクションで踊り狂う姿は、冷静に考えたら異様。が、冷静に考える暇を与えない、スピーディーなアクションが本シリーズの魅力。そして4作目にして、本当に完成の高みに来たなと思えた。(劇場でIMAXで鑑賞)
年齢を感じさせないキアヌ。『ジョン・ウィック』シリーズで見出したガンフーによるスピード・迫力は、他作品の追随を許さない芸術となった。
一方で、共演者にドニー・イェン、真田広之が選ばれたのも納得。
まず、ドニー・イェンだが、早送りしているのかと思うくらい、一人だけ動きのキレ、速さが違う。これがこの歳まで香港のトップアクションスターを走ってきたクオリティ。
そして、我らが真田広之。アクションという意味では、キアヌ、ドニーに対して少し重い印象はあったが、刀を使わせれば右に出るものはいない。特に、刀を鞘に収めるシーンは見惚れる。
そんな60歳前後のオヤジたちが渋さ満載で活躍する『ジョン・ウィック コンセクエンス』は必見といえる。これが、本シリーズ最後となるかもしれないので。
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