キアヌ・リーブス主演のハリウッドでも化石ジャンルともいえる、ほぼ肉体アクションのみを使った作品『ジョン・ウィック』シリーズが4作目を迎えた。 永遠のイケメン、キアヌ様も御年59歳。来年には還暦である。そして、今回共演しているドニー・イェン、真田広之も同年代であり、60歳前後がアクションで踊り狂う姿は、冷静に考えたら異様。が、冷静に考える暇を与えない、スピーディーなアクションが本シリーズの魅力。そして4作目にして、本当に完成の高みに来たなと思えた。(劇場でIMAXで鑑賞) 年齢を感じさせないキアヌ。『ジョン・ウィック』シリーズで見出したガンフーによるスピード・迫力は、他作品の追随を許さない芸術となった。 一方で、共演者にドニー・イェン、真田広之が選ばれたのも納得。 まず、ドニー・イェンだが、早送りしているのかと思うくらい、一人だけ動きのキレ、速さが違う。これがこの歳まで香港のトップアクションスターを走ってきたクオリティ。 そして、我らが真田広之。アクションという意味では、キアヌ、ドニーに対して少し重い印象はあったが、刀を使わせれば右に出るものはいない。特に、刀を鞘に収めるシーンは見惚れる。 そんな60歳前後のオヤジたちが渋さ満載で活躍する『ジョン・ウィック コンセクエンス』は必見といえる。これが、本シリーズ最後となるかもしれないので。
アニメも遂にこの10月からスタートした『シャングリラ・フロンティア』。 ゲーム化も発表されており、これからますます『シャンフロ』ワールドは拡大しそうだが、先日最新刊の15巻が発売。 本巻ではシャンフロの世界から離れ、カッツォに呼び出された格闘ゲームイベントに出演が続いている。そして海外のプロゲーマー相手に、遂にサンラクが登場という展開。 個人的に、今最推しの漫画作品。 その魅力のひとつが、物語が幾つものゲームタイトルを行き来するが、きちんとつながっていくところ。 シャンフロのような王道のRPGだけではなく、本巻で描かれている格闘ゲームなど、ジャンルが様々。それら全てでゲーマーなら思わず頷いてしまうあるある的な要素が散りばめられており、原作の硬梨菜氏のゲームに対する造詣の深さを感じる。 この幅の広さが、今までのVRゲームを題材にした作品にはない魅力ではないだろうか。 もし、アニメで面白いと感じた方は、ぜひ原作である漫画を一読してほしい。テンポの良い展開はアニメそのままで、絵のクオリティはアニメよりも漫画の方が上だと僕は思っている。